北海道支部の前身は,主として北海道および樺太を範囲とする北日本支部であり昭和11年に設立された.昭和10年頃,日本農芸化学会は各地区の活動を奨励するため,各地域に支部を設けていったが,昭和11(1936)年9月26日開催の日本農芸化学会本部の常議員会において日本農芸化学会北日本支部の設置が承認された.それにさきだつ7月4日に北海道帝国大学農学部農芸化学教室において発起人会が開催され,支部名,細則を定めた.初代支部長は三宅康次先生が選任された.昭和15年頃まで,講読会,講演会などを多数開催した.

その後,昭和23年9月18日に日本農芸化学会北海道支部設立総会が北海道大学農学部において開催され,本部による承認は昭和25年4月,北日本支部が北海道支部に改められた.


昭和11(1936)年7月4日
北海道帝国大学農学部農芸化学教室において発起人会を開催
9月26日
日本農芸化学会本部の常議員会において北日本支部の設置が承認
昭和16(1941)年12月8日~
太平洋戦争.昭和18年から22年の支部の記録がない.
昭和23(1948)年9月18日
北海道大学農学部において日本農芸化学会北海道支部設立総会を開催
昭和25(1950)年4月
北海道支部の設置が本部により承認.北日本支部を北海道支部に改めた.
昭和31(1956)年
日本農芸化学会が社団法人に改組.各支部は当学会会員のみによって構成されることとなり,6月に北海道農芸化学協会を設立.
昭和53(1978)
日本農芸化学会北海道支部設立30周年記念特集
平成11(1999)年6月3日
北海道支部WebSite開設
平成19(2007)
昭和23年~平成18年の講演要旨・プログラム等の電子化

参考資料:水谷純也「北日本支部(北海道支部の前身)について」日本農芸化学会誌臨時増刊号(1987), 36

過去の要旨集等