講演会(シロアリ腸内原生生物と共生する細菌のゲノム・系統解析に利用したメタゲノム・メタ16S解析の実例)開催報告
以下の講演会が 日本農芸化学会 北海道支部の補助を受け開催されました。
講演者所属:東京工業大学 情報理工学院情報工学系
講演者氏名:伊澤 和輝 博士(理学)
講演演題:シロアリ腸内原生生物と共生する細菌のゲノム・系統解析に利用したメタゲノム・メタ16S解析の実例
日時:2018年10月9日(火) 14:45-15:45
場所:北海道大学農学部 1F N11教室
次世代シークエンサーの発展は、メタゲノム解析・メタ16S解析を簡便化し、環境中に存在する多くの難培養性細菌のゲノム解析や系統解析を可能にした。本講演では、このメタゲノム解析・メタ16S解析の概要について、講演者がこれまでに行ったシロアリ腸内原生生物と共生する細菌のゲノム解析・系統解析への応用例を元に紹介する。また、これらの解析から明らかになった、シロアリ腸内原生生物の細胞内に共生する細菌が保持していた、機能的とみられる対外来DNA防御機構や、原生生物の細胞表面に共生する細菌系統の存在について、生態・進化の視点から議論したい。
連絡先
北海道大学大学院農学研究院
石塚 敏
zuka@chem.agr.hokudai.ac.jp
011-706-2811