講演会(PHA (polyhydroxyalkanoates) を巡る研究の最前線と新たな展開、12/8開催)お知らせ
以下の講演会が 日本農芸化学会 北海道支部の補助を受け開催されます。
多数のご来聴をお願い致します。
講演演題:PHA (polyhydroxyalkanoates) を巡る研究の最前線と新たな展開
講演者氏名:廣江綾香(東京農業大学 生命高分子化学研究室 助教)
日時: 2017年12月8日(金)15:00〜
場所: 北大農学部N21教室
講演概要
ポリヒドロキシブタン酸(PHB)の超高分子量化に関する最新の研究内容について紹介する。この,幾つかの真正細菌細胞内で合成蓄積されるバイオポリエステルPHAは,同じく細胞内で生成されるエタノール量に応じてその長さ(分子量)を変化させるという現象を見出し,これから,PHA重合酵素(PhaC)のタイプによってエタノールに対する感受性が異なることを明らかにした。この感受性差異を利用した,PHA重合酵素制御によってポリマーサイズを自在に設計できる可能性に言及してきた。今回は,その後の研究進展を含め,生命高分子化学研究室でのPHB産生制御とゲノム構築,さらには短鎖PHBの生物活性探索について研究のフロンティアを紹介する。
連絡先
北海道大学大学院農学研究院
橋床 泰之
yasu-h@abs.agr.hokudai.ac.jp
Tel: 011-706-3840